台風過ぎて

 台風の規模は大きかった、その前から雨が降り続いていた、夜中は風の強さが気になってよく眠れなかった、稲が心配だった、稲は風になびいたが、幸い何もなかった、良かった、でも農小屋の屋根の一部が吹き飛んだり、排水路に草が詰まって溢れたり、畑の支柱が折れたり、昨日今日とそれらの処理に追われた、風の力、雨の力、水の力、排水路に詰まった草を取り除くのに苦労しながら(大量の草の葉や茎などが絡まって大きな塊になっていた)、自然の凄まじさをしみじみと感じる、どうしようもない時はどうしようもないのだ、草の大きな塊をやっとこさ取り除くと一気に水が流れる、水のあまりの勢いに恐れをなす一方、とてもスッキリした。雨で田んぼには水が溜まっている、収穫は例年より少し遅れるかもしれない、でも稲はとても美味しそうだ、新米をお待ちの方、今しばらくお待ちください。

台風一過