朝のひととき

 朝起きると雪が積もっていた。田んぼの少し南へ足を延ばして散歩に出かける。山々、田んぼ、家々、一面の雪景色、雪化粧、川の流れる音、時折雪が舞う、日に照らされて枝に積もった雪が落ちてくる、小鳥が時々近くの枝に止まる、山を見上げる、山の息吹き、山の気、これだけでいい、本当はこれだけでいいのかしれない、自然との一体感、自然の中に存在する、自然と共に生きる、自然の中で呼吸する、子供時代の感覚、自然が喜び・・・ほんのひと時だったが、大した目的もなく自然を感じながら朝の時間を過ごした。