余韻

 引っ越しの前後にかけて外食が続いた。朝はパン、昼はほか弁、夜はラーメン屋さんやら洋食屋さんやら回転寿司店やらに出掛けた。それが4日ちょっと続いた。引っ越しという非日常的な中での散らかった部屋の隅に座って食べるパンやほか弁は美味しい。外食が続くのも非日常的で実は楽しい。でもだんだんと家のご飯が恋しくなってくる。そして昨日久しぶりに食べた家庭料理はとびきり美味しかった。別にご馳走ではない(たぶん)。ご飯、味噌汁、ハムエッグ、白菜の間引き菜の胡麻和えなど・・・。ご飯は、我が農園の2年前の古古米だったが、最高に美味しかった(笑ってしまうほどに)。身体に馴染み、身体の隅々に行き渡った、食後も心地良い余韻が残った、幸福感に満たされた。大げさだろ!?そう、私はいつも大げさなのだ。何か自分のお米の自慢のようになって恐縮だ。でも本当に素直に感動したのだ。