昨日でようやく田植えが終わった、ようやくなのか、やっとなのか、もうなのか・・・田植えまでの道のりは決して短くはない、でも毎年最後の田植えを終えるとどこか名残惜しい、田植えは苗の自立の時、そう晴れの舞台なのだ。苗は田んぼの中で自らの力で育っていく(まあ、種の形成も苗の生長も何から何まで作物は生き物であるゆえ基本的には自らの力で育っていくのであるが、栽培者としては育苗中は手元に置いてこちらの思い通りに育てている感覚があるが、田植え後は手元を離れて苗自らの感性で育っていく気がする)。毎日田周りをして水管理をして、田の草が生えれば田の草を取り、畦草が伸びれば畦草を刈るなど日々の手入れは欠かせないが、天気や苗の力や田んぼの力や、他色々なことが複雑に関わり合いながら稲は育っていく、もちろんそのために栽培者として苗の力を高め、田んぼの土を育てていくのであるが、こちら側では到底コントロールできないものが多分に含まれているのだ。




