昨日の夕立は激しかった。雨は突然北の方からやって来た。山の裾で田植えをしていたので、北からやって来る雨雲の様子を全く観察することができなかった。雨が降る前、空はとても暗かったが、おそらく逸れるだろうと楽観視していた。いやただ逸れて欲しいという願望だったのかもしれない。一応、事前に合羽は来たが、読みが甘かった。瞬く間に田んぼの水面は大粒の雨で叩かれ苗を植えた後さえ見えなくなった。もうそれから大慌て、いくつかの田んぼに水を入れていたので、それを止めに廻ったり、集落の水路を調整したり、田植えの後片付けをしたり・・・時折、静かながらも雷鳴が轟く、十分に気をつけなければいけないので、やはり楽観視は禁物だなあと肝に銘じたのだ。ところで今日は朝から田植え機のエンジンの調子が悪く、田植えの途中、突然田んぼの真ん中で止まってしまった。どうやら昨日の大雨で燃料に水が混じってしまったらしい。燃料をすべて抜いて入れ替えたら何とか動いてくれた。田植え機よ、頼むぜ、祈るような気持ちで今日の田植えを終えた。ありがとうよ。
