野性動物

 今朝、久しぶりにキツネを見た。草むらの上にトンビか何か茶色いものがいるなと思っていたら、それがくるっと向きを変えた。キツネの大きな尻尾が見えた。後を追ったが藪の中に消えていった。先日は頭が真っ赤の雄のキジが農道の真ん中をのこのこ歩いていた。野性の動物に出会うと心が躍る。なぜだろうと少し不思議に思った。なぜか人は動物が好きなのだ、たぶん。ところで今日は小さいほうの苗代の半分に、播種を終えた苗箱を並べた。苗箱並べはなかなかハードな作業だ。でもとりあえず苗箱並べは折り返し地点を過ぎた(苗代は大小あってそれぞれ2列の苗床がある)。ちなみに苗代には、野生動物が入って来ないように糸やヒモを張る。山のふもとの農業は野性動物とも付き合っていかなければならない。



キツネが藪の中に入った瞬間