最近玄米を食べている。以前から玄米は少しずつ食べていたが、今やお米と言えば玄米になった。家には炊飯器が2台あって、ひとつは主に白米（もしくは分つき米）が炊かれて、私以外の家族が食べる。ひとつは玄米専用でほとんど私が食べる（たまに家族も食べる）。私も時々少しだけ白米や分つき米を食べる。家族のご飯が余った時や、食べたくなった時や、お客さんにお米を売っている農家なので色々と味を知る必要がある時である（ちなみに家で食べるお米はお客さんと全く同じもの、もしくは選別以外の商品にならないものを自家用としている）。私は毎日毎食、玄米の味に感動している（決して大げさではなく）。もちろん自分が育てた無農薬米なのですべてを知っていて心底安心できるし、思い入れも相当あるのだが、それだけでなくただ噛みしめるほどに玄米に感動している（その前は同じように白米や分つき米に感動していたのだが・・・）。食後の爽快感や余韻を楽しんでいる。そして次のご飯を楽しみにしている。食は力になる。
昨年の暮れに決心して肉類を一切食べないことにした（ちなみに魚介類は食べる）。それまでも肉類は極力控えていたが今は一切口にしていない。玄米を好むようになったのはこれが大きいかもしれないと思っている。これまでより、より玄米菜食よりになったのは、もちろん健康を支える食、人を良くすると書く食、おそらく心を形作るであろう食を意識してのことだが・・・他にもいくつか大きな理由がある、つまりひとつは生命（いのち）をどう捉えるかということであるが・・・。いずれにせよ、厳格な玄米菜食では全くないし、基準は自分の感覚にある。例えば玄米を食べると健康に良いということが（諸説はあるだろうが）大きな動機を与えてくれるとしても、本当のところは美味しいかどうか、食が楽しいかどうかも大切な気がするのだ。もし白米を食べたくなれば白米を食べる。とりあえず今は玄米が美味しい。最高に。結局のところどう感じるか。その時々の感覚を頼りにしている。その頂く食の命に自分自身納得しているかどうかということも大いに含めて。
そんなわけで今はゆるめの玄米菜食ならぬ玄米菜食＋海の食生活が自分にとってはちょうど良い。うーんベジタリアンやマクロビにもとても興味があるしもっと勉強もしたいけれど・・・まあ毎日の献立を考える妻を悩ませているが・・・。（実は家族全員そんな玄米菜食色に染めたいのだが、あまり強制はしていない）