自然農法

 田んぼにいかに関わるか、いかに関われば田んぼはその力を発揮し、稲は健康に育つのだろうか。私の場合、最初から自然農法で、もう長らく自然農法に関わり研究し取り組んできたのだが、自然農法は絶対こうでなければならないとはあまり思わない(もちろん無農薬無化学肥料、隅から隅まで自然のものは当たり前だが、まず自分が心底食べたいお米というのは大前提である)。そこに田んぼがある、環境がある、状況がある、だからあるのは、そこにある田んぼに一栽培者としていかに関わってやれば田んぼは喜んでその力を発揮してくれるのだろうかということに尽きる、そうあるのは田んぼなのだ。


深い朝霧に包まれていた田んぼ、霧が晴れ日が差すと一斉に土から蒸気が立ち上る