遠くで雷鳴が響く、風が吹き抜ける、近づきつつあるようだ、今すぐ作業を中断すべきか(できれば中断はしたくない)、いや大丈夫だ、それるだろう、このまま作業を続けたほうが賢明だろうか、空や風や匂いや気配、何度も確認しながら作業を進める。最近の雷は怖い(昔からそうか?)、基本方針として自然相手に楽観視はしない、甘く見ない、それでもどうしても願望が顔を覗かせる、ここで作業を中断したくない、切りの良い所までやってしまいたい、だから気づかぬうちについつい楽観視している場合もある、冷静に見極める(見極めたい)、例えば大気が不安定な時は他のすべての後片付けなどを完全に終わらせておき、いつでも迅速に退避できるようにしておく。そう、何だか大げさなようだが、自然は怖い。底が深くて捉えようがない。だからいつもこんな感じなのだ。



この日は東の方に逸れた