自然と共に

 一日は、農作業に明け暮れ、食べて寝るだけ、そんな日々が延々と続く時がある。テレビも見ず、新聞も読まず、世間を忘れ、自然に埋没する。虫や草や土や汗や太陽や風にまみれ、疲れ果てて眠りにつく。少しの野生を取り戻す。
自然の複雑怪奇さと、止めどないパワーに寄り切られ、無力感を覚える時もある。
時々考える。生きるとは何か?暮らしとは何か?人とは何か?
ほんの少しの確かさと、まるで不確かなものが交錯する。
自然は、人の営みのことなど、眼中にない、と思う時がある。ましてや、ひとりの大いなる悩みなど、まるで全く関係なく、大地は周り、季節はたんたんと、ただたんたんと移り変わる。
しかし、一方では、感じる。自然の大いなる力は、何かしらの関わり(力)をいつでもどこでも持ってきてくれていると。